別れさせ屋の成功報酬制システムとは何か。

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着手金成功報酬制の解説

私、カトウが数えてみたところ、別れさせ屋のおよそ40%がこのシステムを採用しているようです。生まれては消え、消えては生まれを繰り返す別れさせ屋なんで、アバウトですが、一番よく聞かれるシステムってわけです。
着手金は経費や人件費などに利用し、成功報酬については、得られた成果に対するボーナスのようなものです。説明を聞いていても至極簡単な料金システムで分りやすく、素人でも10分もあれば仕組みを理解できる。
着手金や成功報酬の金額は各別れさせ屋によってまちまちで、これは期間とか地域や何をしてくれるかで変わってくるからおかしくはない。例えば、三カ月間行い、成功したら報酬いくらってところと、半年間で成功を目指すってところでは着手金の額も違って当然。地域だってそう。例えば、東京にある業者が地元で動くのと沖縄県とで工作するのは着手金の額が違うのは当たり前。どの地域であっても、着手金が同じというのはむしろ変だろってことになる。
よく着手金は必要経費で全て消えていくから利益は成功報酬だって説明する別れさせ屋がある。
これについては、本当なのと突っ込みたくなってしまう。一人二人で別れさせ屋を経営しているのであれば、何とかなるかもしれない。人様の、会ったこともない人の気持ちを動かすのが別れさせ屋工作だ。しかも、別れさせ屋だから二人の気持ちが別れを決断しなければならないわけですね。多数のスタッフを抱えていて、人の気持ちのあれこれで利益が左右されるんじゃ経営なんて成り立たないでしょって少し経営をかじっている人間なら分る話だ。
着手金成功報酬制は料金体系も非常にシンプルで分りやすいのが利点。そして成功したならば多少高くなってもお金を払っても構わないという依頼人心理に響くわけですね。しかし、高額なお金を支払うわけだから、突っ込むべきところはしっかりと突っ込んで考える必要がある。

着手成功報酬制に対する不安点や疑問点

着手金目当てではないか

別れさせ屋に着手金80万円を支払ったが全く動いてもらえず仙台地裁に訴えた女性がいた。別れさせ屋が提案した方法は公序良俗に反する行為だったから契約は無効、払った金を返せというものだが、訴訟理由はとってつけたもの。要するに着手金を払ったはいいが、契約前に言っていたことをしてくれなかった。営業トークで着手金を支払わせてやらずぼったくりしたから返せってことなんですね。

着手金成功報酬制の怖いところはまさにここ。このシステムは、契約したら何があっても着手金は返さないというものがほとんど。契約前にはあんなに親身に話を聞いてくれたのに、態度が豹変しちゃった。報告が送られてこないし、送られてきても写真もない、内容も抽象的。やってるんだかいないんだか、分らない。着手金詐欺だ!となるわけですね。
いつ動いているか具体的な報告をサクサクよこせと言っても、担当者は今忙しいと煙に巻かれる。酷いところなんてもう着手金はいらないから契約を終わると言ったら、成功報酬もよこせと言ってくる。

着手金と成功報酬の比率があまりにもアンバランスってところはどうなのか。例えば、着手金100万円、成功報酬30万円とか。成功報酬が安いんだから、着手金が目当てではないのって思えたり。逆に着手金30万円、成功報酬100万円だと、明らかに着手金目当てって気もする。
途中解約したら全額が戻ってこないというところが怖いのです。だって、人の気持ちがどう転ぶかなんて先々のことは分らないからね。

成功の基準ってはっきりするのか

成功報酬がある限り、成功の基準が明確化していなければならない。これは、私、カトウだけでなく、誰しもが思うこと。逆にこのシステムをとっていて、成功の基準を明確に説明できないとおかしい。全てがもろくも崩れ去る。
基本に戻って、男と女が別れを決めるときのことを考えてみようかね。例えば、男が別れを決意、そして女に切り出す。しかし、女は同意しない、もしくは考えると答えを持ち帰る。もしくは何度か二人で話しあって決めていこうと先延ばしになる。はたまた、男は別れを決めたが、しばらく女には言わずに様子を見てみようと時間を置く。
これは別れていないはずだ。とかく男と女はこんなもので、男が別れを切り出し、即座に女も同意し、明日から二人は気持ちを新たに別々に行きましょなんてケースはむしろ珍しい。

では、別れさせ屋はどのように成功を知るのか。正確に言うと、どうやって成功を確認するのだろう。
それは、工作員が近づいていたターゲットの申告に頼るしか方法はない。つまり、この話で男と工作員がコンタクトを取っていたら、男の気持ちを受けて、成功したと判断することになろう。じゃあ、男が決意したから成功なのか。いや、女が同意していなければ成功ではない。では、男が女も同意したといえば成功なのか。いや、本当は同意していないにもかかわらず、男が嘘を言ったかもしれない。
では男が工作員に決意らしき態度を見せたから、二人が本当に別れたかしばらく様子を見てみよう。それではいったいいつまでこの二人をみてればいいのとなる。
このように男と女の関係はいままでは100で明日から0と簡単に白黒に色分けできるものではないのですよね。成功の基準をどれだけ細かく定義付けしているかがポイントで、これが曖昧だと、そもそも成功を目指していないよね、成功していないのに成功したって言いそうだよねって不安になるのだ。