別れさせ屋に騙されたという実例話

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別れさせ屋に騙された実例話

カトウはこう思うんですね。別れさせ屋側にも反論はあろうが、依頼者側が騙されたと感じたなら、多かれ少なかれ騙したり欺いたんだとね。別れさせ屋が一生懸命やって失敗した。手を抜いたり騙したりして失敗した。結果は同じ失敗でも、納得感は全く違いますからね。
依頼者がここに頼まなきゃよかったと感じるのは、別れさせ屋側に何かしらの問題があったってことなんですね。納得すれば結果にかかわらず、依頼者は前に進めるものです。

≪A 30代女性 埼玉県在住≫
Aさんは元彼といまの交際相手との別れさせをとある業者に依頼。元彼とは別れた後、友達関係をキープしていて、彼女が元彼と同じ職場であること。そして、彼女のFacebookには自画像がアップされており、顔もわかっている。
その業者は期間パック制で5月中旬から8月中旬まで三ヶ月180万円、全額前払いだった。契約書に具体的な回数などは書いていなかったが、担当者が30回程度は行うと口頭で説明していた。
契約してから一週間後に元彼、つまり彼女の勤務先の建物の写真と彼女の身元特定を行っている、また分かったら報告するという簡単なメールが送られてきた。しかし、さらに一週間、もう一週間経過しても報告はこない。メールをしても返事がないので、電話をすると、担当者から、このような説明を受けた。現場担当者が別にいて、詳細は知らないと。なかなか連絡が取れないので、つかまり次第、連絡する。ただ、自宅特定とかで一ヶ月程度かかるのはよくあることという話だった。
彼女の勤務先はそんな大きくないし出口も一つだけで、自宅を知るためだけに、何を手間取っているんだろう。これで一ヶ月も使ったら、あと二ヶ月しか残っていない。肝心の工作ができないのでは…とAさんはかなり不安になっていた。
依頼して一ヶ月が過ぎ、ようやく彼女の自宅が分かったと自宅アパートの写真が送られてきた。これでようやく工作に入れると思ったものの、また一ヶ月音沙汰なし。同じように状況説明を求めると一週間ほどたって、ようやく現場担当者から報告のメールが届いた。そこに写真はなく、○月○日動きなしという文章だけの報告だった。彼女の休日に6~7回行ったことになっていた。
Aさんは焦った。本当にやってくれているのか疑わしいと担当者にクレームも言った。回答も遅く、連絡を取るだけで時間がかかり、あっという間に契約終了期間が迫った。
そして、最後に彼女が帰宅したところの写真が一枚添付されてきて、彼女は動きがつかめないタイプなので、時間が足りませんでしたと。これにはさすがのAさんも納得ができなかった。休日がダメなら平日すれば必ず職場から出てくるでしょと文句を言った。
担当者は平謝りでサービスで二ヶ月間延長で工作をやってくれるという話になった。サービスだから報告はまとめて二ヶ月後にするというので、おとなしく待った。そして、10月中旬に彼女の自宅アパートの写真が何枚かと動きがつかめなくて成果が出なかったという謝罪メールが送られてきた。
よく見るとその写真の端にあさがおが写っていた。あさがおは10月には咲いていない。たぶん、6月の調査で撮った自宅アパートの写真の使い回しだ。Aさんはこれ以上この業者に何を言っても仕方ないと契約を打ち切った。

≪B 40代男性 宮城県在住≫
Bさんは同僚の女性とW不倫していた。ずるい考えだが、彼女が離婚してくれれば、自分もそれに合わせて離婚して二人で人生をやり直したいと考えていた。彼女自身も常日頃から夫が離婚を切り出してくれればと言っていたので、別れさせ屋に依頼を決めた。
依頼した別れさせ屋は、事前調査費用として30万円をまずは支払い、難易度を測定。それによって、工作の料金が変わり、成功報酬が50万円となっていた。基本的な情報はひと通り揃っていたので、事前調査については、3日間行い、夫の写真や尾行のときの様子などしっかりと報告されて満足のいくものだった。
夫婦の別れさせであって、夫が公務員で真面目そうで移動が車だったことから、難易度は高いと言われ、着手金が130万円と設定された。これで半年以内に結果を出すということで本格的な工作が開始された。
進捗状況が分からなかったので、一ヶ月ほど経過して、Bさんから連絡をとった。担当者の話では、予定通り進んでいると言われた。しかし、細かな経過報告、写真は一切送れないと伝えられる。事前調査と違って、工作は法律スレスレのところで活動している。すなわち、法律に引っかかる部分もあり、報告するということは証拠を残すことになる。詳しいことを知れば、Bさんもただでは済まなくなる。こう言われて、なるほどそうだ、結果が出さえすればいいと思い、おとなしく待つことにした。
工作を開始して、半年がたとうとする頃に、業者から連絡が入った。成功した、夫が彼女に離婚を切り出したというのだ。これで彼女も離婚するだろうと確信したBさんは、喜んで成功報酬を業者に支払った。そして無事に契約を終了した。
ここまでは良かったのである。しかし、待てど暮らせど彼女から離婚の報告がない。心配になって、遠まわしに彼女に夫との夫婦生活など少しずつ聞いていくことになる。しかし、以前と全く変わらないような話をされる。
そこで、業者に再度連絡を取った。すると業者の言い分はこうであった。確かに夫は彼女に離婚の意思を伝えた。工作員に対して何度もそれを話した。状況的に離婚の意思を伝えたと思われるので、彼女がそれを断ったんじゃないか。夫から離婚の意思を切り出せば、彼女は離婚すると聞いていた。だから成功報酬は返せない。彼女が離婚に迷っているかそれを断ったかで、Bに対して嘘をついているんじゃないか。成功報酬の返金は突っぱねられた。
彼女は夫婦生活について嘘をついていたのか。それとも業者が嘘の話をしているのか。別れさせ屋に依頼したことなんて彼女には言えるはずもない。しかし、疑心暗鬼で付き合っていてもいつか彼女とは終わる。そこで、勇気を持って彼女に事の経緯を打ち明けた。
彼女は夫からは離婚をする気配は全くない、そして夫が離婚を切り出してきたら同意する気持ちも変わらない。工作員と何度もデートをしたというが、夫の生活は今まで一切変わらず毎日夕方の6時には帰宅していた。話を聞く限り、工作自体をしていたかも怪しい。そして、Bがそこまで考えていたのであれば自分から離婚を切り出すと行動して、現在は離婚調停中である。
Bさんは、彼女が離婚に動き出したことで、その業者と新たな争いを起こすわけにもいかず、結局は泣き寝入りをすることになってしまった。

≪C 20代女性 東京都在住≫
既婚者男性と交際していたCさんは、その夫婦を別れさせたいと思い、二ヶ月間80万円、延長料金は一ヶ月間30万円というシステムの業者に依頼をした。もちろん、二ヶ月分の80万円は契約時に払った。
はじめの一ヶ月間は週一回一日分写真付きでメール報告が送られてきたが、ターゲットである奥さんが買い物をしても全然接触をしてくれない。私は調査を依頼したんじゃなく、工作をお願いしたんだと言ったら、それ以降、連絡がなかなか取れなくなった。工作はもう中止して欲しい、半分しか動いていないから返金してほしいと言ったら、無視された。
弁護士に相談すると、どのような事務所かまずは確認したほうがいいと指示される。Cさんは喫茶店で契約して、会社に行ったことはないのだ。実際に行ってみると、レンタルオフィスということが分かった。そこは郵便物を受け取ったりするだけで、別れさせ屋のスタッフは実際にどこにいるか全く分からないのだ。
ちゃんと会社があってそこで人が働いていると思っていたCさんは、弁護士に依頼して契約解除と返金要求の旨の内容証明を送った。

このように依頼してはじめて別れさせ屋の本心や資質を知ることになります。それによって生じる不安感や不信感が増し、契約内容や工作内容を巡って別れさせ屋ともめたりします。
しかし、依頼内容に後ろめたさもあり、泣き寝入りする人が多いわけですね。それを別れさせ屋は突いてきたりする。
契約内容にちょっとした不備があっても、いまは警察が業者に対して行政処分を下せる時代です。勇気を持って弁護士や警察に相談してみることも必要だと思いますね。